こんにちは!
Salon de eau の須田です。
毎月第2第4木曜日は、都内にある病院でアロマボランティアをしています。
入院している患者さんの病室を回って手や足のアロマトリートメントを行います。
最近私が意識して行っている密かなことがあります。
それは「患者さんのご家族にトリートメントを一緒にやっていただく」ことです。
私自身も祖母が半身麻痺で寝たきりになってしまったとき、何かしてあげたいけれど
何もできない自分に憤りを感じたことがありました。
そして、病気の人には素人が触ってはいけいような気持ちがあり、足の裏を手で温めることしかできませんでした。
今となっては、もっとやってあげられることがあったのに。と思うことがあります。
そして患者さんにとっても、家族に「触ってもらう」ことは
大切にされているという自尊心に繋がるものだと気付きました。
病院に入院している患者さんも、きっと私たちセラピストがトリートメントするよりも
ご家族にしてもらうトリートメントの方が何倍も嬉しいものではないかなと思います。
そしてそれは、患者さんだけでなくご家族の「何かしてあげたい」という気持ちを
表現できる一つのツールになります。
そう思ってからは、病室にお見舞いに来られているご家族の方に
「一緒にやってみませんか??」と声を掛けさせていただいてます。
先日はすい臓がんで入院されていた患者さんのお孫さん(小学5年生)と一緒に
足のトリートメントをいたしました。
患者さんは意識がもうろうとしているようにお見受けしましたが
「お孫さんが足をマッサージしてくれてますよ!」と声をお掛けすると
かすかに頷かれているご様子でした。
そして今週は胆管癌で入院されている患者さんのご家族から
「足のむくみをとるやり方を教えてもらえませんか??」と要望がございました。
私が片方の足をトリートメントしながら、簡単な手順をお話ししながら行い
そのあとご家族の方にも足のトリートメントを実際に受けていただきました。
そしてご一緒にもう片方の足をトリートメントするという流れで行いました。
やっていることは本当に簡単なことです。
でも、ご家族の「何かしてあげたい」というお気持ちや
患者さんの「大好きな家族に触ってほしい」というお気持ちを繋ぐ何かができたらと思います。
私にできることはなんだろう。
この方たちに何ができるんだろうと毎回思います。
今の私にできることを小さなことでもいいので、見つけていけたらいいなと思います。
そして、いつかこういうことを必要とするご家族のところへ出向いて
トリートメントのやり方をお伝えするお仕事をしたいと思いました。
まだ先の構想ではありますが、いつか実現させて
ご家族を繋ぐ「架け橋」になれたらと思います。
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